パワーポイントやエクセルを無料で使う

2022年6月10日

無料版のOffice

以下のマイクロソフトOffice(パワーポイント、エクセル、ワード)は条件によっては無料で使えます。

  • Office 365 A1
  • Office Online
  • Office Mobile
Office Online Office 365 A1 Office Mobile
プラットフォーム ブラウザ(デスクトップ) iPad / iPhone
/ Android
利用者制限 教育機関のみ
商用利用 無料では不可 不可 無料では不可
無料使用の制限 Officeスクリプト
使用不可
編集不可
(10.1インチ
以下なら可)
有料ライセンス Microsoft 365 Business
Microsoft 365 Apps
Office 365 E3
Office 365 E5
Microsoft 365
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Office Online

Office Onlineとはデスクトップのブラウザ(EdgeやChromeなど)で動作するWeb版のOfficeです。

商用利用(仕事に使うこと)でなければ無料で使えます。

Officeの商用利用とは
マイクロソフトOfficeの商用利用権 学生、教育機関向けのOfficeは商用利用できない 無料利用では商用利用できない製品 無料版OneNoteは商用利用できない マイ…

ただし、無料利用ではOfficeスクリプト(VBAのようなプログラミング言語)が使えない制約があります(有料ライセンスを購入することで制約を解除できます)。

Office Online (オフィスオンライン)
紛らわしい名称 無料利用の制限 ChromebookやLinuxでも使える iPadやAndroidでは使えない 機能の制約 起動方法

Office 365 A1

Office 365 A1はOffice 365 Educationの無料プランです。

Office 365 Educationとは教育期間向けに提供されているマイクロソフトOfficeとExchange Onlineをセットにしたサービスです。

Office 365 Educationの有料プランであるOffice 365 A3やOffice 365 A5ではWindowsとMacで動作するデスクトップ版のマイクロソフトOfficeが使えるのですが、Office 365 A1でOffice Onlineのみです。

ただ、前述のようにOffice Onlineは非商用利用であればそもそも無料で使えます。

そのため、Office 365 A1はOfficeが無料というより、Exchange Onlineを無料で使えるがメリットと言えます。

Office 365 Education
Office 365 Educationとは Office 365 A1(Office 365 Education A1) フル機能のOfficeは使えない Exchange Online Office 365 A3とOffice 365 A5 導入方法 無料トライアル 正式導入
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Office Mobile

Office Mobileとはモバイル向けに最適化されたマイクロソフトOfficeです。

以下のプラットフォームで利用できます。

  • iPad
  • iPhone
  • Android
  • Windows(10以降)

以下の2つの条件を満たせば無料で使えます。

  • 非商用利用
  • 画面サイズが10.1インチ以下の端末

10.1インチを超える端末でもOffice文書の閲覧はできるのですが編集ができないため、使い物になりません。

Office MobileはWindowsでも使えますが、画面サイズが10.1インチ以下のWindows PCは特殊なものばかりです。

UMPC (Windows 11搭載)
UMPCとは Windows 11のシステム要件は9インチ以上 One-Netbook A1 OneMix3S ONEXPLAYER AYANEO 2021 Surface Go 3

事実上、無料で使えるのは画面サイズの小さいスマホやiPad miniのような10.1インチ以下のタブレットということになります。

さらに無料利用の場合、一部の編集機能に制限があります。

Office Mobile
Office Mobileとは Chromebookのサポートは終了 Office Mobileだけの機能もある ライセンスはMicrosoft 365に含まれる インストール方法
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無料で使えるデスクトップ版Officeはない

これまで見てきたように、無料で使えるマイクロソフトOfficeはWeb版のOffice Onlineかモバイル向けのOffice Mobileだけです。

WindowsやMacで使えるデスクトップ版のマイクロソフトOfficeは無料では使えません。

この手の話になると必ず出てくるのがマイクロソフトOfficeの互換ソフトです。

無料のApache Open OfficeやLibreOfficeのImpressなどです。

私も時折、Office互換ソフトを探す旅に出ています。

しかし、「マイクロソフトOfficeと同じ表示」というのは一般人が考えるよりも難しいことらしく、レイアウトが単純ならいいのですが複雑なレイアウトでは表示が崩れる、マイクロソフトのパワーポイントと表示が違う、といった問題に悩まされ互換ソフトを探す旅は終わりを迎えます。

マイクロソフトOfficeと完全に同じ表示が不要であれば、互換ソフトは選択肢の1つだとは思いますが。

そんなわけでデスクトップ版Officeは購入するしかないのですが、無料とまでは言わないまでもコストパフォーマンスを求めるのであればサブスクリプションより永続ライセンスです。

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Posted by Aoyama