出先でもワード(Word)やエクセル(Excel)のファイルを編集する必要がある場合があります。
そのために重いノートパソコンを持ち歩くのも1つの方法ではありますが、普段使っているiPhoneやノートパソコンより軽くて小さいiPadでもマイクロソフトOfficeを使うことができます。
目次
フル機能のOfficeを使う方法もある
iPadやiPhoneで動作するのはOffice Mobileというモバイル版のマイクロソフトOfficeです。

フル機能の(通常の)マイクロソフトOfficeはiPadやiPhoneでは動作しませんが、Windows Server VPSにリモートデスクトップ接続することで使う方法があります。
Windows Server VPSであればマイクロソフトOfficeだけでなく、WindowsアプリもiPadやiPhoneで使えます。
さらに会社でも自宅でもまったく同じWindows環境を使えるメリットもあります。

これからiPadを購入するなら
これからiPadを購入するのであればちょっと待ってください。
(Windowsタブレットでない)タブレットでOffice Mobileが使えればいいなら「Fire HD 10エッセンシャルセット」という選択肢があります。
このコストパフォーマンスにiPadは逆立ちしてもかないませんのでiPadにこだわらないのであれば検討してみてはいかがでしょうか。

また、パソコンが重いという理由でiPadの機能限定版のOffice Mobileを使うくらいならSurface Go 3でOffice Home and Business 2021を使ったほうがいいのではないでしょうか。
Surface Go 3なら大きさも重さもiPadとほとんど変わりません。
Office Mobileのインストール
Excel、Word、PowerPointが1つのアプリになったiPad/iPhone用のMicrosoft OfficeはiPadやiPhoneの普通のアプリと同様にApp Storeからインストールできます。
OutlookはiPad/iPhone用のMicrosoft Officeに含まれていないため、必要であれば以下からインストールします。
Microsoftアカウントの準備
インストールしただけではExcelやWordなどのOfficeファイルが閲覧できるだけです。
Officeファイルを編集するためにはMicrosoftアカウントでログインする必要があります。
もし、アカウントを持っていなければ以下から無料で作成できます。
ちなみにMicrosoftアカウントはマインクラフトなどゲームであってもマイクロソフトのサービス(オンラインマルチプレイなど)を使うためには必須となっています。
Microsoft 365
Microsoft 365とは利用料金を払っている間、すべてのマイクロソフトOfficeアプリ(Excel、Word、PowerPoint、Outlook、Access、Publisher)と1TBのOneDriveを使える契約です。
以下のいずれかに該当する場合は、Microsoft 365のライセンスが必要です。
- 商用利用する
- フル機能を利用する
- 10.1インチを超える端末で編集する

逆に上記のすべてに該当しない場合は無料で利用できることになります。
商用利用する
Microsoft 365のライセンス無しにOffice Mobileを商用利用することはできません。

フル機能を利用する
非商用利用であればMicrosoftアカウントでログインすることでOfficeファイルを編集できますが、機能が制限されています。
フル機能を利用するのであればMicrosoft 365の契約が必要です。
10.1インチを超える端末で編集する
Microsoftアカウントでログインしたとしても、画面サイズが10.1インチを超える端末ではOfficeファイルの編集はできません。
現行モデルのiPadで10.1インチ以下はiPad miniだけです。
画面サイズ | ファイル編集 | ||
---|---|---|---|
Microsoft 365 無し |
Microsoft 365 有り |
||
iPad mini (第6世代) | 8.3インチ | △ (非商用利用のみ、 機能制限あり) |
○ |
iPad (第9世代) | 10.2インチ | ☓ | |
iPad Air (第4世代) | 10.9インチ | ||
11インチiPad Pro (第3世代) |
11インチ | ||
12.9インチiPad Pro (第5世代) |
12.9インチ |
Bluetoothキーボードがあるとはかどる
iPadやiPhoneの画面でOfficeファイルを閲覧するだけであれば何の問題もありません。

画面の半分近くをソフトウエアキーボードが占有してしまうのです。

もちろん、ソフトウエアキーボードよりBluetoothキーボードのほうがはるかに早く文字入力できます。
日本語ならソフトウエアキーボードのフリック入力である程度スムーズに入力できるのですが、アルファベットや記号(=、+、ー、等)の入力速度は物理キーボードとは比較になりません。
とくにExcelでは関数や数式にアルファベットと記号を使うために大きな問題になります。
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