Microsoft Office 2021とは?Office 2021とOffice 2019の違いについて!

Microsoft Office 2021は最新バージョンの永続ライセンスです。最新バージョンであるため、前バージョンの Office 2019より改善された新機能があるのは当たり前です。
Microsoft 0ffice 2021がリリースしたのでOffice 2019との違いをわからず、どれを買うの?と悩んでいませんか?

ここでは、Office 2019との違いやOffice2021のエディション情報について紹介していきます。

Office 2021とは

Microsoft Office には、Office 2019やOffice 2016のように永続使用可能な買い切り型と、Office 365のように1か月~1年更新のサブスクリプション型の2種類が存在しています。
買い切り型のOfficeでは同じバージョンのOfficeを使い続けられるのに対し、サブスクリプション型のOfficeでは最新機能がアップデートされていくので、常に最新版のOfficeを使用できるという違いが有ります。
Office 2021は、永続使用可能な買い切り型Officeの最新版となります。

Office 2021とOffice 2019の違い

Office 2021とOffice 2019の主な違いは以下の通りです。

  • サポート期限
  • Office アプリ
  • 追加された新機能

それぞれの違いについて詳しく説明していきます。

サポート期限の違い

Office 2019のサポート期間はメインストリームサポート5年 + 延長サポート2年でしたが、マイクロソフト製品のサポートポリシーの変更に伴い、他のマイクロソフト製品と同様にOffice 2021もメインストリームサポート5年のみとなりました。Office 2021のサポート期限は、2021年10月5日~2026年10月13日まで。

Office 2021のサポート期限は?終了後の対処方法は?

Office アプリ

Office 2019ではOneNoteが付いていませんでした。そのOneNoteがOffice 2021に追加されました。

Office 2019Office 2021
Word
Excel
PowerPoint
Outlook
OneNote×
Access
Publisher
Project
Visio

追加された新機能

もちろん、Office 2021は最新バージョンでありいくつかの新機能が追加されています。

Office 2021は、2021年10月現在のOffice 365の機能を多数取り入れた仕様となっており、Office 2019と比べて多数の機能が追加されています。
ここでは、Excel、Outlook、PowerPoint、そして各アプリケーション全般に採用された主な新機能を紹介いたします。

Excel

・XLOOKUP関数を追加(VLOOKUP関数の強化版)
・XMATCH関数を追加(MATCH関数の強化版)
・新関数を追加
 動的配列を行う関数「FILTER」「SORT」「SORTBY」「UNIQUE」「SEQUENCE」「RANDARRAY」
 計算結果や値に名前を付けて、他の数式内に格納可能にする「LET」関数

Excel 2021のXLOOKUP関数

Excel 2021のXLOOKUP関数

Outlook

・日本語を含む70以上の言語に対応の「翻訳ツール」を追加
・メールを任意の場所で検索可能な「クイック検索」を追加
・画面を読み上げる「スクリーン リーダー」に、必要に応じて要素を並べ替える機能を追加

PowerPoint

・発表者のビデオ、インク機能で加えた内容、レーザーポインターの挙動を記録可能な「スライドショーの記録」機能を追加
・書き込んだインクの内容を時系列で再生・停止可能な「インク ストリーク」機能を追加

PowerPoint 2021のインク ストリーク機能

PowerPoint 2021のインク ストリーク機能

アプリケーション全般

ここでは、ExcelやWordなど複数のアプリケーションで共通の新機能について紹介します。注目点は、Teamsなどでも実装されているリアルタイム共同編集モードの追加です。離れている間のファイル変更通知など、複数のメンバーによる共同編集が便利になりました。
ほかにも、以前の機能の改善や、Microsoft AccessやMicrosoft Visio向けの新機能、逆に廃止された機能もありますので、こちらを調べたい場合はMicrosoftの新機能紹介サイトをご覧ください。

Microsoft公式 Office 2021の新機能ページを見る

・OneDriveに保存されたファイルのリアルタイム共同編集が可能に
・ファイル内のテキストやコマンド、ヘルプなどを素早く検索可能な「Microsoft Search」の実装
・最新の「オフィス文書のためのオープン文書形式」であるOpenDocument 1.3に対応
・ファイルをOneDriveにアップロードすると、ファイル更新時に自動で保存する機能に対応
・アプリケーションの表示言語に以下の3言語を追加
 イギリス英語(en-gb)
 カナダフランス語(fr-ca)
 メキシコスペイン語(es-mx)

複数メンバーがファイルを同時に編集可能なリアルタイム共同編集機能

複数メンバーがファイルを同時に編集可能なリアルタイム共同編集機能

どれを買う?

Office 2021 の登場により、公式サイトでは、Office 2019を販売していません。

ネットショップで在庫がある場合、Office 2019を入手できます。

Microsoft Office 2019 Pro plus

個人的な意見ですが、値段の差が大きくない場合、やはりOffice 2021のメリットが多いでしょう。

Office 2021は、ExcelにおけるVLOOKUP関数の強化や新たな関数の追加など、より大量のデータの処理が快適になり、PowerPointやOutlookにも新機能の追加、さらにOffice全体のパフォーマンスやメニュー回りの改善など、ユーザビリティの向上も果たしており、より使いやすいオフィススイートになったと言えるでしょう。
最新機能を導入し、買い切り型のOfficeの最新版として様々な部分で進化を遂げているOffice 2021は、Office 365と並んで今後のOffice環境の中心となるに違いありません。

まとめ

いかがでしょうか?

この記事では、Microsoft Office 2021やOffice 2019の違いを簡単に紹介しました。

Office 2019に含まれていなかったOneNoteが追加されました。

価格については、変化がありません。

もちろん、Word、Excelなどに細かい便利な機能が追加されています。

マイクロソフト Office 2021を購入するか、Office 2019を続いて利用するか迷っている方の助けになれば幸いです。